M1742●江戸和本●菅原伝授手習鑑〈竹本義太夫直伝・加嶋屋清助板〉(延享3年) オンライン

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菅原伝授手習鑑〈竹本義太夫直伝・加嶋屋清助板〉(延享3年)【判型】半紙本1冊。縦214粍。【作者】竹田出雲1世(千前軒)・並木千柳1世(並木宗輔)・三好松洛・竹田小出雲1世(竹田出雲2世・竹田外記)作。【年代等】延享3年8月、大坂・竹本座初演。延享3年8月初刊。江戸後期後印。[大阪]加嶋(屋)清助板。【備考】分類「浄瑠璃・義太夫」。正本内題下の竹田出雲は元祖出雲で、翌延享4年に没し、「竹田小出雲」が2代目出雲を襲名したと見なされている。元祖出雲はすでに老境にあるので、4段目を受け持ったと伝えられる出雲とは、この当時の「小出雲」であった2代目出雲であろう。ただし、本作の実質的立作者は、作風の上から、千柳と考えられる。中世以来の天神縁起の物語や各地の天神伝説をふまえ、謡曲「雷電」「道明寺」、古浄瑠璃「天神御出生記」「ざくろ天神」「天神御本地」「虎巻菅丞相乱曲」、近松門左衛門作「天神記」、竹本播磨少掾の語り物「菅丞相冥加松梅」などを先行作として成立。「仮名手本忠臣蔵」「義経千本桜」と並ぶ人形浄瑠璃時代物の最高傑作。初演直後から、上演頻度の極めて高い演目となっている。歌舞伎でも翌延享4年に江戸中村座で演じられ、上演を重ねた(「日本古典文学大辞典」参照)。★原装・題簽付・状態並み。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、延享板が1万円~1万5000円】。

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